日経サイエンス2016年7月号
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内容紹介 【目次】 特集:暗黒エネルギー 暗黒エネルギーの謎 闇の宇宙を探る 暗黒エネルギーサーベイ すばるが見つめるダークサイド -------------------------- 緊急特集:熊本地震 火の国の地下を解く 古文書が語る肥後地震 近づく南海トラフ地震,直下型の続発に警戒 尾池和夫・元京大総長に聞く -------------------------- 脳から老廃物を排出 グリンパティック系 現代人の源流? ホモ・ナレディ 20世紀文化遺産の危機 60億人のアフリカ 人口問題の処方箋 -------------------------- 主要記事の「ダイジェスト」 →目次の前に掲載しています。 ここを読めば主要記事の概要が手短かにわかります。 各記事の冒頭に掲載している囲み「KEY CONCEPTS」も合わせてご覧いただくと, さらに記事のポイントが把握できるようになっています。 -------------------------- サイエンス考古学 月面軟着陸/食べ物の経済学/飛行船の係留法/時を守るイルカ/ヘリは無理?/真夏より暑い夏 -------------------------- NEWS SCAN 超巨大噴火の火口を探査/2016年度大賞に東大・阿部准教授/「ひとみ」の運用を断念/ 高レベル廃棄物埋設で沿岸部案/違法伐採木材の輸入規制へ/英大,京都賞受賞者招きイベント/ 自動運転車の事故責任/タリーモンスターの正体/集中しているか退屈か?/ ブラックホールの自転をつかむ/砂漠の大河/胃薬が起こす腸トラブル/ ひらめきは正しいか?/二次林のパワー/結核を血液検査で診断/水道管が危ない ほか -------------------------- From nature ダイジェスト 脳刺激で運動選手の能力向上? -------------------------- フロントランナー挑む 数理とコンピューターで生まれる折り紙の美 三谷純(筑波大学) グラフィック・サイエンス 雷ホットスポット ヘルス・トピックス 快楽飢餓と闘う 砂漠の駝鳥 当世かがく考 モバイルミュージアムの挑戦をみる ANTI GRAVITY ゴリラの鼻歌 パズルの国のアリス 毎日意見を変えるダイヤの兵士たち -------------------------- ブックレビュー特集 『胎児期に刻まれた進化の痕跡』 渡辺政隆 『フューチャー・クライム』 井上亨 <連載>森山和道の読書日記 -------------------------- Information SEMICOLON 今月の科学英語 出版社からのコメント 【7月号について】 宇宙の加速膨張を生じさせる「暗黒エネルギー」の正体は何か? 7月号の巻頭特集では,加速膨張の発見でノーベル賞を受賞した研究者が 暗黒エネルギーの有力仮説を紹介します。 熊本地震の緊急特集も読み応えがあります。 この雑誌について 正確さと先見性で群を抜く総合科学誌 続きを見る
日経サイエンス2016年7月号を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
巻頭特集、宇宙の膨張の加速に関与しているとされる暗黒エネルギーについても興味はありますが、やはり本書は緊急特集の熊本地震を読むべきでしょう。震源地の「別府・島原地溝帯」と中央構造線・さらに大陸プレートの関係についてたっぷり14ページ、ひとまず現在でわかっている地学的情報をすべて詰め込んだような印象、文字が多くわかりやすいとは言い難いのですが逆にかなりの読みごたえ、他メディアではありえないような情報量です。南海トラフ地震との関係など興味深いものばかりです。次いで古文書に記された「肥後地震」、日本三代実録!を引用して、さらに続日本紀!!にも触れて、1000年以上前の地震との比較をしています。正直言ってこれはものすごいことです。事大に記録を伝えることの重要性を、いまさらながらに実感します。その他「現代人の源流?ホモ・ナレディ」については、3年たった今でも賛否両論である現況がよくわかります。ただ本記事を読んでも真実はまだわからず。とにかく熊本地震について、この時間でこの情報量を詰め込んだのはすごいと思います。できれば社会的な影響に触れたり、もう少し噛み砕いていただければ、とも思いましたが、それはニュートンをはじめ他メディアの役割でしょう。
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