捨てられる銀行２: 非産運用
によって 橋本 卓典
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本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、デスクトップのライブラリー、またはアプリ上の「目次」でご確認ください。（Android：アプリバージョン2.40以上、iOS：アプリバージョン3.11以上）ベストセラー『捨てられる銀行』が明らかにした森信親・金融庁長官の金融大改革。第2弾は「資産運用の大改革」だ。キーワードは「フィデューシャリー・デューティ」。いま、銀行や生保、証券会社が売る金融商品の多くは高額手数料を取れる金融機関本位の商品ばかり。森長官の資産運用改革はここに厳しいメスを入れつつある。「愛される」のか「捨てられるのか」。森長官の真意をいち早く見抜くために全金融機関関係者必読の書。
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森金融庁長官の金融セクター改革第２弾。今回は投資信託、資産運用を切る。問題の核心は、日本の金融セクターはメガバンクを頂点とする金融系列会社がお互い利益相反もいいとこで、系列の資産運用会社で作ったポンコツ金融商品を、メガバンク、証券会社が系列だからというので中身も分からず高手数料で売っているというもの。その解決策としてフィデューシャリー・デューティー（≒顧客第一主義）の精神を導入して、販売会社はダメなものは売らないようにしように規制しようと頑張っているとのこと。心に残った部分は：・森金融庁長官は、アメリカ勤務時代、多くの金融関係者を訪問し、日本だと悪者扱いされるヘッジファンド、ハゲタカファンドが一番ものごとの本質を考えていて感嘆した。・資産運用のとあるプロは、「概して、独立系、グローバルな生保系の商品がよく、国内金融系列の商品はだめ」とのこと。やはり日本の雇用システム＝年功序列・長期雇用、そこからくるリーダーの育成失敗と専門性の欠如、使えない人員の系列天下り、系列間のガバナンス欠如が問題の根幹か。不満としては、個別の金融機関の昨今の改革の宣伝が多く、その説明を当該金融機関から受けてしまった義理か、それらへの痛烈な批判ができていなかったこと。
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